投資 節約術 資産形成

普通の社会人がFIREを達成するためのポイントと具体的なステップ

 

今は仕事していますが、将来的にFIREして自由に暮らしたいです。

 

収入も並程度なのですが、FIREするためにおすすめの方法はありますか?

 

このような疑問に対して記事を書きました。

 

この記事の結論

  • 普通の社会人がFIREを達成するためのポイント
  • FIREを達成するための具体的なステップ

 

わたしは現在、社会人として普通の収入で生活をしています。

 

正直、社会人として普通に働いているといえば聞こえはいいのですが、現代の社会人は大きな問題を抱えています。

 

現代の社会人が抱える問題

  • 収入が増えない問題
  • 会社に不満があっても辞められない問題
  • 解雇されるリスクがある問題

 

このような問題に気がついた時、ただ社会人を平々凡々と過ごしているのはリスクしかないと考えるようになりました。

 

このリスクがわかったことが、今のわたしの行動に繋がっています。

ひでお

 

今のわたしの目標は「副業で収益を増やすとともにリスクヘッジ資産を作る」→「資産運用による配当で生活する(FIREする)」ことです。

 

本日は、このFIREするために必要な条件と、わたしがFIREするために実際に行なっている行動について紹介していきます。

 

それでは行ってみましょう。

 

そもそもFIREとは??

 

そもそもFIREってなんのことだかわからない人のために、定義を確認してみましょう。

 

FIREの定義

Finantial Independent Retire  Early」の略語

「経済的に独立して早期リタイア」する意味

 

つまり、今現在社会人であると仮定して、「投資による資産形成を行い」「早期退職し形成した投資資産からの収入のみで自由な生活を送る」そんな生活をイメージしてもらえるといいでしょう。

 

もちろん、投資がいつも上手くいくとは限りませんし、目標のために我慢をしなければならないことも増えるでしょう。

 

一般的にFIREを達成できる条件は次のように言われています。

FIREを達成する条件

投資資産の4%を取り崩して一年間の生活費を賄える状態を作る。

年間で必要な生活費の25倍以上の投資資産を形成する。

 

これは投資による複利が4%以上という従来の投資パフォーマンスが今後も継続するという前提条件の上に成り立つので、今後も同様のパフォーマンスが続くとも限りませんし、場合によっては元本割れするリスクも孕んでいます。

 

ただし、「手堅い投資」や「形成した資産に応じた生活(支出)」を選択することで、ギャンブル的要素は少なくなり、現実的にFIREは達成可能なライフスタイルとなりつつあります。

 

このFIREについて詳しく知りたい方は、これらの書籍が大変参考になります。



 


わたしがFIREについて知ったのも本を読んでからでした。

本から得られる知識と影響はとても大きいですね。

ひでお

 

FIREするためのポイントは大きく3つだけ

 

FIREを達成するために必要なポイントは大きく分類して次の3つです。

 

FIRE達成のポイント

  1. 収入を増やす(稼ぐ)
  2. 支出を減らす(守る)
  3. 残したお金を投資して増やす(増やす)

 

なんだ、本当に当たり前の話ばかりじゃないですか。

 

こう思われる方も多いでしょう。

 

でも、これは思ったより奥が深くて達成するためには相当な覚悟が必要になってきます。

 

それではFIREを達成するために具体的にこの3つをどの程度考えていけばいいのか考えていきましょう。

 

ポイント1:収入を増やす

 

まずFIREに大切な考え方は、今よりも収入を増やすということです。

 

理由は、FIREするためにはある程度の投資資産を形成する必要があり、この投資資産は生活費を除いた余裕資金で行う必要があるからです。

 

月収が20万円だとしても、その大半を投資に資金投入してしまうのはおすすめできません。

投資は、当然損をする(元本割れを起こす)リスクもあるので、ある意味無くなっても問題がない資金で行うのが鉄則なんです。

ひでお

 

そのため例え月に5万円でも収入が増えたら、生活の水準を落とさずにその5万円を投資に回せるのでそれだけFIREへの近道となります。

 

この5万円を10年間投資信託の利率が4%で運用した場合のシミュレーションは次のとおりです。

 

シミュレーション結果

(投資資金)月5万円×12ヶ月=年間60万円

(増額予測)年間60万円×10年×(投資利率4%)=7,058,201円(1,058,201円の増)

(注意)利率4%というのは必ず保証される訳ではなく元本割れするリスクもあります。

 

そして、投資の世界では運用額が多ければ多いほど有利に働きます。

 

だから投資資金を確保するためにも毎月の収入を上げていきましょう。

 

収入を増やすための2つのアクション

 

そんなこと言われても、そんな簡単に収入が上がれば苦労しません。

出世を待っていたら時間がかかりすぎます。

 

このような疑問も当然だと思いますので、具体的な収益アップのためのアクションを提示します。

 

  • 転職を行う
  • 副業を行う

 

転職を行う

収入を上げたい方は転職活動を検討しましょう。

 

基本的に転職すると今よりも条件が悪くなりませんか?

 

このような不安もあると思いますが、ご安心ください。

 

必ず収入が上がる保証はありませんが、厚生労働省の雇用動向調査(2019年)によると、転職により年収がUPした人は34.2%なので、かなりの割合で年収がUPすることが見込めます。

 

ただし、年収が上がる傾向にあるのは比較的年齢が若い層に多く(20代〜40代)、50代以上で転職により年収UPを望むことはかなり難しいので、転職活動は比較的早く行っておくことが大切です。

 

ここでいう転職活動とはエージェント登録を行なって自分の市場価値を知る活動を意味しています。

 

まずは転職エージェントに登録し転職エージェントと話をしてみましょう。

実際に好条件があれば転職もできますしね。

ひでお

 

 

副業を行う

現実的におすすめな方法は、本業とは別で副業を行い収入を増やすことです。

 

理由は副業にはただ収入を増やす以外にも沢山のメリットがあるからです。

 

副業のメリット

  • 本業以外の収入源を得ることでリスクヘッジとなる
  • 自身のスキルアップとなる
  • 本業と違い副業は大きく稼げる可能性もある
  • 事業所得とすることで税金面で有利に働く可能性もあり
  • 自己実現の場となる

 

このメリットを把握して収入以外にも自分のスキルとして積み上がっていく副業を選びましょう。

 

わたしのおすすめする副業は「ブログ」と「プログラミング」です。

 

ブログはコンテンツが資産に、プログラミングはスキルが資産になりますね。

ひでお

 

このおすすめの副業についてはこちらの記事で紹介していますよ。

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ブログを始めるためにはレンタルサーバーですが、おすすめのサーバーについてはこちらで紹介しています。

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初心者からのプログラミング学習の始め方はこちらの記事で紹介しています。

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(初心者向け)未経験からのプログラミング学習の始め方

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ポイント2:支出を減らす

 

FIREをするための方法の2つめは「支出を減らす」ことです。

 

この支出を減らすことの利点は、収入を増やすことと比べて「自分自身でコントロールできる」点です。

 

収入は転職に成功するか副業が軌道に乗らないといけなません。

 

つまり、自分自身以外の外的要素に依存する面があり不確定要素が強いですが、支出を減らすということは、自分自身でコントロールできるので誰でも取り組めるし成果も出やすいのが特徴です。

 

でも結局我慢した生活をしなければならないんじゃないか

 

こう思われるのもごもっともです。

 

もちろん、FIREは投資資産からの収益だけで生活費を賄うので、資産の額によりますが贅沢した生活はしにくいでしょう。

 

ただ、仕事に拘束されるストレスから脱出できても、我慢ばかりしていては逆にストレスになるのでなんでも切り詰めるという訳ではありません。

 

ここでいう支出を減らすとは「無駄な支出を洗い出して極力減らす」ことを意味しています。

 

具体的に見直すのは必ず毎月(毎年)発生する「固定費」です。

 

固定費の例

  • 家賃
  • 光熱水費
  • スマホ等の通信費
  • 車の維持費
  • 車代
  • 保険代(火災保険、生命保険、自動車保険)
  • 無駄なサブスクサービス

 

固定費を見直す理由としては、支出に関するウェイトが大きいのと見直しする効果がとても大きいからです。

 

見直しのコツはたとえ月に1,000円単位の固定費でも容赦なく見直すことです。

 

固定費の特徴として月1,000円単位でも年間にすると大きな額が節約できてしまいます。

 

例えば月に3,000円無駄に支払っているサブスクサービスを解約するだけで、年間36,000円の節約になります。

 

年間で36,000円で年利4%投資すると10年で423,438円になります。

複利の力はバカにできません。

ひでお

 

あと固定費を確認する大きな理由の一つが、年間で必要な生活費を把握するためでもあります。

 

特にスマホ等の通信費については、格安携帯を使用することで相当節約できるので見直す余地は大きいです。

 

また、火災保険など一件見直しの必要がないと思われる保険にも金額には差があるのでチェックする余地はあります。

 

保険に関しては見積もり比較サービスを活用して節約ポイントを探ってみましょう。


固定費を見直すと自分が何にどれだけお金を使っているのかも把握できますね。

ひでお

 

固定費の見直しに関してはこちらの本がとても具体的に解説してあり参考になります。

 

 

ポイント3:残したお金を投資で増やす

3つのポイントでもっとも大切なのが、残したお金を投資によって増やしていくことです。

 

一般的にFIREを達成するためには、生活費は全て投資資産の利回り(利率)で賄う必要があります。

 

この状態を作るために確認しなければならないポイントとは次のとおりです。

 

  • 年間の生活費
  • 堅実な投資先

 

ポイント1:年間の生活費

年間で必要な生活費を把握することはFIREを行ううえでは欠かすことができないポイントです。

 

理由は、年間に必要な生活費によってFIREに必要な投資資産総額が変わってくるからです。

 

ここでは、一般的なFIRE達成の条件と言われる4%ルールを用いてFIREに必要な投資資産総額を計算してみたいと思います。

 

4%ルール

投資資産総額から毎年4%づつ取り崩して生活費に充てても資産は減らない確率が高いというもの

投資資産総額が年間生活費の25倍になると投資資産の取り崩しのみで生活ができる可能性が高い

 

FIRE必要額シミュレーション

  • 年間の生活費200万円 →  5,000万円必要
  • 年間の生活費400万円 →  1億円必要
  • 年間の生活費800万円 →  2億円必要

 

年間で必要な生活費がどれほど重要かわかりますね。

FIREとは贅沢な生活を送ることではありません。

ひでお

 

まずは毎月の支出を家計簿や家計簿アプリなどで把握するところから始めてみてください。

 

ポイント2:堅実な投資先

FIREをするために最も大切な部分ですが、毎年安定したパフォーマンスが期待できる投資先に投資を行うことが大切です。

 

「ポイント1」で4%ルールを説明しましたが、この投資資産から毎年4%を取り崩しても資産総額が減らない可能性があるのは、投資による利益が4%以上ある場合です。

 

年利4%と聞くととても少なく感じるかもしれませんが、ウォーレンバフェットのような世界トップクラスの投資家でさえ年利22%のパフォーマンスと言われているので、赤字にならず4%程度毎年安定して利益を出せるのなら相当優良な投資先です。

 

このトップクラスの投資家でも年利22%というのは覚えておいてください。

それ以上の利益が出るのは詐欺かギャンブルになります。

ひでお

 

この安定した4%以上の年利が見込める投資は次のとおりです。

  • 全米株式インデックス
  • S &P500

 

どちらも米国インデックス型の投資信託になりますが、手数料も安く過去の実績では安定して右肩上がりで成長してきました。

 

もちろん過去がそうだからと行ってこの先も暴落がない保証はないです。

ただ、米国インデックスより優れたパフォーマンスの投資先はなかなかないのも事実です。

ひでお

 

この優れたインデックス型の投資信託に長期投資することで、複利の力を活用して資産を増やすことが安定した投資資産を築くための鉄板戦略となります。

 

長期で投資を行うなら積立NISAを活用することがおすすめですよ。

ひでお

 

これが普通の社会人でもFIREが現実的に見込める方法となります。

 

FIRE達成までの全容がわかることで、節約も副業も投資もすべて繋がってきますね。

ひでお

 

一般の社会人がFIREを達成するためのステップについて

 

ここまでFIREを達成するためのポイントを3つ紹介してきましたが、普通の社会人がFIREを達成するための具体的なステップを紹介していきます。

 

FIREをするための具体的なステップ

  1. 年間の生活費を計算する
  2. 投資資産の目標額を設定する
  3. 目標額から逆算した額を月々投資する
  4. サイドFIREも選択に入れて計画を立てる

 

このようなステップを経ていくこととなります。

 

具体的にみていきましょう。

 

ステップ1:年間の生活費を計算する

 

まずは大前提として年間でどのくらい生活費が必要なのかを計算する必要があります。

 

この生活費の把握方法は今後のライフスタイルによって変動もするのですが、とりあえず現在の経費を計算してみましょう。

 

計算方法は保険のように年に1回だけ発生する経費もあるので、地道に家計簿で把握するのが一番確実です。

 

家計簿が面倒な方は家計簿アプリを活用してみましょう。

ひでお

 

無料で使用できる家計簿アプリもあるので活用してみましょう。

 

ステップ2:投資資産の目標額を設定する

 

続いて投資資産目標額を設定しましょう。

 

目標額の目安は「最低でも年間生活費の25倍」あることが望ましいです。

 

  • 年間生活費120万円→ 3,000万円
  • 年間生活費200万円→ 5,000万円
  • 年間生活費400万円→ 1億円

 

このように年間の生活費から投資資産の目標額を決定します。

 

けれど結構な額の資産を積み上げる必要があることに驚きですね。

ひでお

 

ステップ3:投資資産総額から逆算した額を毎月投資する

 

目標額を決めたら、あとは目標達成までの期間で逆算した額を毎月コツコツ投資していくことになります。

 

この投資金額の目安は金融庁のHPで計算できるので活用してみましょう。

 

わたしの目標とする10年で3,000万円の資産を達成するためには、毎月20万円投資に回す必要があります。

 

正直、現状では20万円も投資に回すことは絶望的なので、選択肢としては次のことが考えられます。

 

  • 転職活動を行う
  • 副業に挑戦していく
  • 固定費の見直しを行う

 

ここでFIRE達成のポイントがすべてでてきたこととなりますね。

 

ただし、これらを活用してもなかなか目標に到達が難しい場合は、完全なFIREではなくサイドFIREという方法もあります。

 

ステップ4:サイドFIREも含めて計画を立てる

 

サイドFIREとは、投資資産からの不労所得で100%生活するのではなく、例えば月10万円程度のパートタイム程度でほどほどに働いて「投資資産からの不当所得プラスちょっとした労働」で気楽に働いて生活をしていくライフスタイルです。

 

ガッツリ働いて定年を迎える従来のライフスタイルと不労所得のみで生活するFIREのいいとこ取りをした形のライフスタイルです。

 

このサイドFIREであれば達成のハードルはぐんと下がります。

 

例えば月の生活費が15万円必要だとしても、10万円労働で収入があるとなると月に5万円投資資産からの利回りが期待できたら達成できるのです。

 

サイドFIRE版の必要投資資産の計算

  1. 月5万円の生活費→年60万円生活費が必要
  2. 60万円×25倍=1,500万円(必要な投資資産額)

 

1,500万円であれば年利4%で投資して、月に10万円で10年間行うと達成できる見込みなので、十分狙えるのではないでしょうか。

 

月に15万円の生活費であれば、年間で180万円の支出なので贅沢をしなければ暮らしていけそうですね。

ひでお

 

まとめ

 

一般的な社会人がFIREを達成するために必要なポイントは次の3つです。

  • 収入を増やす(転職、副業)
  • 支出を減らす(固定費の見直し)
  • 残したお金を増やす(インデックス型長期投資信託)

 

このポイントを押さえて、普通の社会人がFIREを達成するための具体的なステップです。

  1. 年間の生活費を計算する
  2. 投資資産の目標額を設定する
  3. 目標額から逆算した額を月々投資する
  4. サイドFIREも視野に入れて計画を立てる

 

どれも夢のような方法ではなく地道にコツコツ積み重ねていくだけです。

 

ただ、もし十分な投資資産の積み立てを達成すると本当に生活の選択肢も広がります。

 

嫌な会社は辞められるし、不労所得で生活費を賄いながら、夢を叶える活動ややりたいことにもチャレンジできるかもしれません。

 

なにより日々の生活に目的と意志が芽生えます。

 

なんとなく時間とお金を浪費していくのではなく、しっかりと目標に向けて投資していけるよう日々積み重ねをしていきましょう。

 

それでは今回は以上です。

  • この記事を書いた人

副業おたく

社会人として副業(プログラミング、ブログ)に関する情報を発信しています。 稼ぐ力を身につけて自己実現・FIREを目指していきましょう。

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